エリア物語1 銀座

 
 

銀座の魅力 昼の華やぎ・夜の華やぎ
2007年の暮れ晴海通りに王者のごとくオープンしたアルマーニのビル。
これによってほとんどのスーパーブラントが銀座に勢ぞろいし、
文字通りNYやパリ、ロンドンの目抜き通りと肩を並べる存在になった。

 

次々と登場するスーパーブランドビルで更なるパワーアップ
 銀座はこれから日本に限らず、アジアの名所としてのバリューを高めていくに違いない。
 もちろんアジア圏にも銀座よりも早くからスーパーブランド店が軒を連ねている都市のエリアは幾つか見られる。例えば、シンガポールのオーチャード通りや香港のネイザン通りなどが即座に思い浮かぶが、銀座の持つ歴史の重厚さや様々な老舗がしっかりと競い合う懐の深さは、他のエリアを圧倒している。
 銀座は4丁目を中心にして1丁目から8丁目までに、誰もが知っている名店が並んでいた。例えば、3丁目の松屋から始まり、4丁目の和光や三越、鳩居堂、更に6丁目には、松坂屋やその先には資生堂パーラーなどが存在感を示していたが、この通りにもシャネルやティファニー、ルイ・ヴィトンなどのビルが次々と建ち、古くからある名店とで更なる銀座らしい高級感と端正なたたずまいが感じられる。特に最近では、晴海通りやマロニエ通りといった通りにスーパーブランドビルが次々と登場して活況を呈している。
 銀座は、渋谷や新宿などの繁華街に比べてしっとりと落ち着いた大人の街としての魅力を維持しながら、若者にとっても引きつけられる新しい魅力を加えつつある。マロニエゲートや有楽町周辺にできたイトシアなどがそれである。また周辺にはビッグカメラや無印良品などがあり年齢を問わず幅広い客層を集めている。
 歴史を振り返ってみると、ガス灯が登場し西洋文明が押し寄せた明治、大正の頃より、銀座は常に人々の先進性を満足させるあこがれの街であり続けてきた。戦後の復興期も日劇や数寄屋橋など全国規模の話題を呼んだ一級のエンターテイメントの舞台として人々に夢や希望の灯火をともし続けた。全国に○○銀座という名店街や商店街は1,000以上あると言われている。こうした側面から日本人にとって銀座は日本の経済、文化、芸術など全てのシンボルとして人々のあこがれのよりどころとしての輝きを維持している。
 その銀座が、スーパーブランドビルの増加によって夜の華やぎの雰囲気も大きく変えつつある。
 かつての銀座の夜といえば、ビルにいくつものクラブやバーの名前が並ぶ看板が名物であったが、最近はむしろ大通りのスーパーブランドや古くからあるビルの外装リニューアルによって表情をモダンなものにしつつある。もちろん都市には表通りの顔と路地裏の顔があって微妙なバランスをかもしているのだが、近頃の銀座の夜は、男性にとっての天国というイメージに加え、むしろ女性や成熟した年代のカップルにとってふさわしい上品な夜の華やぎを漂わせている。
 このようにいつの時代も銀座は日本の都市の象徴ではあり続けているが、さらに強い魅力を放ちはじめ、これからも暮らし・文化の中心に位置し、とっておきのエリアとして人々のあこがれとともに輝き続けることだろう。